アングル矯正歯科学会

　アングル矯正歯科学会( The Edward H. Angle Society of Orthodontists)とは、米国を中心とした矯正歯科専門医のための学会で、歯科矯正のスペシャリストが世界中から参加する国際的な学会です。

　本学会は、厳しい診査に合格した矯正専門医のみが正会員として参加できるという点で、非常にハイレベルな学会として有名です。現在のところ日本人では、約30名の矯正専門医がこの学会に参加しております。 アングル学会の公式サイトはこちらです(英文)。

　私は、1996年に初めてゲストとして、ロサンゼルスのパサディナで開催されたこの学会に参加し、その後、自分で治療した患者さんの５症例を報告し、さらに診査を受け、1998年に先ずAffiliate member（準会員）になり、さらに10症例を報告し、口頭試問、口頭発表、論文発表を英語で行い合格し、2001年に南カリフォルニア支部のRegular member（正会員）として認められました。

　そして、正会員であり続けるためには、毎年3月に開催される年次大会で、前年度に治療を終えた自分の症例のなかで最も難しかったと思われる症例を含め、2症例を展示、発表し続けなければなりません。この毎年の2症例の発表ができないと正会員資格を失います。

　私は、今後も矯正歯科治療に関して、最新の知識を身につけ、世界的な治療技術の交流を図りながら、実際の治療を行って参りたいと考えております。